「小学生がメイクなんてしたら、肌荒れしないのかな?」
SNSや動画の影響で、メイクに憧れるお子さんが増えている一方、保護者の方からは肌への影響を心配する声も少なくありません。
子どもの肌は大人よりずっと繊細で、ちょっとした刺激で荒れてしまうことも。
この記事では、コスメコンシェルジュであり小学生の母でもある筆者が、小学生のスキンケアの基本とおすすめアイテムを紹介します。
なぜスキンケアが必要?小学生の肌は敏感
小学生のお子さんの肌は、大人と比べてとてもデリケートです。
皮膚が薄く、バリア機能も未熟なため、乾燥や外部からの刺激に対して敏感に反応しやすい状態です。
特に4歳以降から思春期までの間は、皮脂の分泌量が減少し、肌がカサつきやすくなります。
この時期に適切なスキンケアを行うことは、肌トラブルやアレルギーのリスクを減らすことにつながります。
小学生のスキンケア|基本ステップ
小学生のスキンケアは、基本の3ステップを知っておきましょう。
それは「洗う」「うるおす」「守る」という流れ。
日焼け止めも子どもの頃から習慣にすることで、将来の肌トラブルを防ぐことにもつながります。
洗顔から日焼け止めまでのステップを解説します。
洗顔のやり方
子どもの肌は皮脂量が少なく乾燥しやすい一方で、外遊びや汗によって汚れがたまりやすいもの。
そのままにしておくと、毛穴のつまりや肌荒れの原因になります。
洗顔といっても、ゴシゴシこする必要はありません。
やさしく泡立てた洗顔料で、指の腹を使ってくるくると撫でるように洗いましょう。
洗いすぎは逆に乾燥の原因になるため、朝と夜の1日2回が目安です。
保湿ケアのやり方
洗顔のあとは、保湿で肌にうるおいを与えることがとても大切です。
子どもの肌は水分を保つ力が弱いため、乾燥するとカサつきやかゆみが出やすくなります。
保湿には、子ども用の低刺激な化粧水や保湿ジェル、ミルクタイプの乳液などがおすすめ。
お風呂あがりや洗顔後、肌がしっとりしているうちにやさしくなじませるようにしましょう。
日焼け止めも忘れずに
紫外線は、肌にとって見えない刺激。
子どものうちから少しずつ浴び続けることで、将来のシミや乾燥、敏感肌の原因になることもあります。
日焼け止めは、生後6カ月頃から使用できる製品もあり、小学生なら毎日使っても問題ありません。
ただし、大人用は刺激が強い場合もあるため、必ず「子ども用」や「敏感肌向け」の表示があるものを選びましょう。
SPFは20~30、PAは++程度で十分。
汗や水に強いウォータープルーフタイプでも、石けんで落とせるタイプだと肌への負担が少なく安心です。
年齢別・スキンケアの注意点
子どもの肌は成長とともに変化していきます。
そのため、年齢に合わせたスキンケアを心がけることが大切です。
ここからは年齢別スキンケアの注意点を解説します。
未就学児~低学年は「清潔」を習慣に
この時期の子どもは、まだ肌のバリア機能が十分に整っていません。
そのため、スキンケアのポイントは「肌を清潔に保つこと」です。
汗やほこりをしっかり落とすことで、あせもやかぶれを防ぎ、肌トラブルの予防にもつながります。
洗顔や手洗いのタイミングで、やさしく水やぬるま湯を使い、必要に応じて低刺激の石けんを選んであげましょう。
保湿は、特に乾燥しやすい季節や、肌がカサついているときに取り入れると効果的です。
「お風呂のあとにクリームを塗ろうね」と、スキンシップの一環として取り入れるのもおすすめです。
中学年以上は基本のスキンケアを
小学校中学年以降になると、おしゃれへの関心が少しずつ高まってきます。
「メイクをしてみたい」という気持ちが芽生える時期でもあります。
この段階で大切なのは、メイクを始める前に肌を整えることの大切さをしっかり伝えることです。
洗顔や保湿の習慣ができていないままメイクをすると、毛穴のつまりや肌荒れの原因になりかねません。
まずは「メイク前には顔を洗おう」「使ったあとはしっかり落とそう」という基本的な流れを身につけることが大切です。
思春期以降は皮脂トラブルに要注意
思春期になると、ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発になります。
おでこや鼻まわりにテカリが出たり、ニキビができやすくなるのもこの時期の特徴です。
この段階では、皮脂汚れをしっかり落とすことと、必要な保湿をバランスよく行うことが大切になります。
洗顔は1日2回、こすらずやさしく。
洗ったあとは水分を奪われすぎないよう、軽めの保湿で肌を整えましょう。
また、「触りすぎない」「清潔なタオルを使う」など、肌への刺激を減らす意識も大切なポイントです。
ニキビが炎症を起こしたら、ためらわず皮膚科を受診するようにしましょう。
子ども用スキンケア製品の選び方
子ども向けのスキンケア製品は、種類が豊富でどれを選べばよいか迷ってしまうこともあります。
ここでは、スキンケア製品の選び方をお伝えします。
成分で選ぶ|低刺激・無添加が基本
子どものスキンケア製品を選ぶときは、できるだけシンプルで低刺激な処方を選ぶとよいでしょう。
「無香料」「無着色」「アルコールフリー」などの表示がある製品は、肌へのやさしさを考えて作られていることが多く、小さなお子さんにも適しています。
初めて使うときは、まず腕の内側などでパッチテストをしてみるのもおすすめです。
使うアイテムが肌に合っていると、お子さん自身も「これなら気持ちいい」と感じやすく、スキンケアの習慣化につながります。
続けやすさで選ぶ|価格と使い心地も大切
スキンケアは「毎日続けること」がいちばん大切。
どれだけ成分が良くても、価格が高すぎたり、使用感が合わなかったりすると、長く続けるのが難しくなります。
お子さんが使いやすいポンプ式やチューブタイプの容器、べたつかずさっと塗れるテクスチャーなど、「使いやすさ」も大事なポイントです。
香りや使い心地について、お子さんと一緒に選ぶのも習慣化への第一歩。
また、家族で共有できるタイプなら、コストも抑えられて管理も簡単になります。
小学生におすすめ!スキンケアアイテム3選
ここからは、敏感な子どもの肌にやさしく、親子でも使いやすい製品を3つご紹介します。
「肌へのやさしさ」「手に取りやすさ」「使い続けやすさ」に注目して選びました。
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ミノン アミノモイスト モイストチャージ ローション I(化粧水)
「ミノン アミノモイスト モイストチャージ ローション I」は、敏感肌を考えぬいた独自処方で、小学生の化粧水デビューにもぴったり。
べたつかないのにしっとりうるおう使用感です。
プッシュタイプなので使いやすく、子ども一人でも簡単にスキンケアができます。
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(クリーム)
乾燥性敏感肌を考えて作られた「キュレルの保湿クリーム」。
肌のうるおいを守るセラミドの働きを補い、バリア機能をサポートします。
さらっと伸びてしっとり仕上がる使用感が使いやすく、カサつきが気になる季節の集中ケアにもぴったり。
さらさらUVスティック(日焼け止め)
「さらさらUVスティック」は、1歳から使用できるスティックタイプの日焼け止めです。
無香料・無着色・アルコールフリーの処方で、敏感な肌にもやさしく、石けんで簡単に落とせます。
子どもでも手を汚さずに塗れるため、登校前の忙しい朝に便利です。
まとめ
小学生の肌はまだとても繊細で、適切なスキンケアが将来の肌トラブルを防ぐうえで重要になります。
洗顔・保湿・紫外線対策という基本を押さえ、年齢に応じたお手入れを習慣にしましょう。
とくにメイクに興味を持ち始める時期には、スキンケアの大切さも親子で話し合えると良いですね。
今回紹介したような低刺激のアイテムを上手に取り入れて、親子で楽しく肌を守る習慣をつくってみてください。